5時起きでのお弁当生活、春から新たなステージへ!!


by antmama-kei
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お父さんが子どもをあやすとき

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先週のデイキャンプの疲れからか、
長男が喘息気味なので、病院通いが続いている。

男の子が弱いというのは、どうやら本当らしい、と思う。

真夜中に救急病院に駆け込んだり、入院したり、点滴や吸入や、
姉たちのときにはなかった体験を何度もして、
そのたびにこちらが心臓バクバクになった。

それでも大きくなるにつれて、体力がついてきたのか
ちょっとずつ病院通いの間隔が開いてきたのだけれど、
毎日海へ山へ、なんていうハードスケジュールをこなすと、
すぐに、夜中に犬の遠吠えのような咳が出だして、
病院に駆け込まなければならない。

本人は慣れたもので、
病院に行くと、お気に入りの本を引っ張り出して読みふける。
病院慣れ、っていうのもなんだかねぇ、とは思うけど・・

昨日も薬をもらいにいった。

思いのほか空いていて、すぐに診察してもらって出てくると、
待合室には何組かの親子が待っていた。

薬が出るまでの間、長男はいつものように本に読みふけっている。
手持ち無沙汰なので、なんとなく長男の手元を追っていると、
視界のはしっこで、何かが大きく揺れ動いた。

え?顔をあげてみると、
揺れ動いているのは、若いお父さん。
ソファーに座ったまま、生後半年くらいの我が子を腕に抱き、
満面の笑顔を近づけて、激しく揺れ動いているのである。

一瞬、何かを振り落とそうとしている?と思ったほど、
それはハゲしい動きだった。

「ばあ!」などといいながら動いているところを見ると、
見るからに新米らしいお父さんは、
可愛い我が子をあやしているらしい。

が、何だかどうも違和感がある。
子どもをあやすのに慣れている感じではない。
心なしか、子どもは固まってしまっているようでもある。

傍らに座っているお母さんらしい女性は、
父子に背を向けるようにして、年配の女性としゃべっている。
夫が我が子をシェイクして、ほとんどカクテルにしてしまいそうなのに
関心がないらしい。

若いお父さんの額にはうっすら汗がにじみだしていた。
彼なりに、必死に考え、必死に行動しているのだろう。

オンナは、母になればそれなりに子どもを抱くことができる。
最初はぎこちなくても、すぐに慣れてくる。
教わらなくても、赤ん坊の目を見つめて、にっこりするだけで、
天使の笑顔を見ることが出来る。

それはジェンダーではなく、間違いなく本能的に備わった能力だと思う。

でも、お父さんにはそういう能力は備わっていない。
新生児室で我が子と対面し、恐る恐る腕に抱いた日から、
お父さんは、「いかにしてこの生き物と折り合ってやっていくか」
という難問を、手探りで解いていかなければならない-そんな気がする。

しばらくして名前を呼ばれ、薬をもらって私たちは病院を出た。

出るときに振り返ると、若いお父さんはまだいっしょうけんめい子どもを振っていた。
「頑張れよ~」と、私は心の中でひそかにエールを送ってあげた。

-それにしても、子どもは災難だな・・
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by antmama-kei | 2005-07-30 16:59 | 日々のつぶやき