5時起きでのお弁当生活、春から新たなステージへ!!


by antmama-kei
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血がさわぐ!

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南国熊本も、このところ朝晩は多少過ごしやすくなってきた。
季節はすこしずつ秋に向かっているようだ。

夜、窓を開けて涼しい夜風を入れていると、
風に乗って、ラッパや鐘の音が聞こえてくる。
お祭りの練習が始まっているらしい。

熊本の秋は、藤崎宮秋の例大祭から始まる。

毎年9月、敬老の日に行われる神幸行列では、
飾り馬を先頭に、何百人もの勢子が掛け声をかけながら、
ラッパや鐘を鳴らしながら、街なかを練り歩く。

昔は男性しか参加できないお祭りだったそうだが、
今は女性も勢子として行列に加わる。
ハッピを着、髪に様々な飾りをつけ、派手なメイクをして、
お祭りの日だけ、みんな別人になる。

私が育った名古屋には、伝統的な祭りというものはない。
名古屋まつりの郷土英傑行列というのはあるが、
昔ながらのお祭りで町中が盛り上がって、というのとはちょっと違う。
「お祭り」を作るために始まったお祭りだから、
参加する人と、見物する人との間には、よそよそしい距離がある。

両親のそれぞれの田舎にも、お祭りらしいお祭りはなかった。

だから、熊本に住むようになって初めて見物に行ったときは
その盛り上がり方に、ちょっとびっくりした。

大きな馬には、何人も勢子が取り付いているものの、
物音や雰囲気に興奮した馬が、いつ暴走するか分からない。
去年もけが人が出たし、昔は不幸にして命を落とす人もあったそうだ。

だから馬が通るときは、見ているほうも固唾を飲む。
馬が進路を変え、見物人のほうに寄ってくるだけで、
人垣がくずれ、声が上がる。

その緊張感とは対照的に、
馬のあとから練り歩く勢子たちは、興奮状態だ。
ラッパの音、鐘の音、そのリズムは熊本に生まれ育った人たちには、
染み付いているらしい。

私のようによその土地から来たものにとっても、
身体が浮き立つようなリズムは、十分刺激的だ。

このような馬追いの行列については、批判もある。
動物虐待だ、とか、年々派手になる勢子のいでたちを、
品がない、と眉をひそめる人たちもいる。

でも、やはり熊本の秋はお祭りがなければ、と私は思う。
夏の名残を燃え尽きさせるような、あの興奮の一日がなければ、
秋はやってこないような気がするのだ。
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by antmama-kei | 2005-08-26 11:52 | 日々のつぶやき