心のキズ
2005年 07月 27日
夫はいまでも両親に叩かれる夢を見るという。
夫の両親は、子どもの自立とは、
親が期待するように行動すること、と思い込んでいる。
勉強も、進学も、就職も、
4人の子ども達の進む道は全て両親が決めてきた。
「子どもは何も分からないんだから」が彼らの口癖。
言うことを聞かなければ、容赦なく子どもに手をあげた。
私たちが結婚してからも
「自分を自立した一人の人間として見てくれない」
と、夫が悔しがっているのを何度も見聞きした。
子を持つ親なら、
子どもに苦労をさせたくはない。
夫の両親の、子を思う気持ちは大きい。
でも、方向は明らかに間違っていると思う。
子を思うあまりの異常な束縛が、
子ども達の心に、消えることのない大きなキズを残してしまった。
私も同じ間違いを犯してはいないだろうか。
ふと不安になる。
もうじき、長女の進路志望調査。
*写真は、Fuzzyさまからお借りしました
by antmama-kei
| 2005-07-27 18:52
| 日々のつぶやき