2005年10月4日(火)
2005年 10月 04日
★本日のメニュー★
◎豚肉の生姜焼き
◎ナスとピーマンの味噌炒め
◎揚げサトイモのチーズ風味
◎ほうれん草入りタマゴ焼き
◎キュウリのキムチ
【今日の創作】
イモはなんでも揚げるとおいしい、ということを最近発見し、
長芋やサトイモなど、みさかいなく揚げまくっています。
揚げたては、どのイモもホックリとしておいしいし、
長芋やサトイモは、冷めると粘りが出て、それはそれでおいしい。
サトイモを揚げてからつぶし、
中にチーズを入れて茶巾にしぼる、
というレシピが気になっていますが、
今日はそこまで時間がありませんでした。
揚げる、といえば、先日の運動会でお弁当に入れた揚げ栗。
栗をむいて、丸のまま、低温でじっくりと揚げるのですが、
これはホントにおいしいですよ。
お弁当にもOKですが、
揚げたてのアツアツに塩を振って食べると、もうやみつき!
ちょっぴり手間はかかりますが、報われます♪
秋の口福を満喫できます。
油は、昔ながらの圧搾法で搾った菜種油があれば、
さらに言うことなし!
★つぶやき★
91歳になる祖母からハガキが来た。
先日送った明太いわしのお礼状だったのだけれど、
久しぶりに見る祖母の字は、線が震え、斜めに傾いていた。
祖母の書く字は、きれいだった。
かつて女学校の先生をし、
田舎のインテリを自負してきた祖母のプライドを示すかのように、
バランスの取れた、凛とした字は、ペン習字のお手本のようだった。
先日の帰省のとき、久しぶりに祖母に会った。
岐阜の小さな田舎町に住む祖母は、
敷地内に別居する叔父夫婦の世話になりながら、
まだ一人で寝起きしている。
昔は、自分の娘息子はもちろん、私たち孫にさえも
顔を合わせれば、
「あんたはこういうところがいかん。直さにゃいかん。」と
口うるさいばあさんで、
大学受験に2度失敗した私の弟は、
祖母に「あんたの人生は失敗の連続や。」と手厳しくやられて、
二度と祖母の家に寄り付かなくなった。
33歳で夫をなくし、
小学校3年生だった私の母を筆頭に4人の子どもを
女手一つで育て上げた祖母。
気丈すぎるほど気丈な祖母も
さすがに寄る年波には勝てないようで、
足元がおぼつかなく、私たちの話もよく理解できていないようだった。
それでも私が、
「うちの子供たちが、おばあちゃんの年を聞いてびっくりしてるよ。
とてもそんな年には見えないって。」と耳元で言うと、
満面の笑顔を浮かべて祖母は言った。
「毎日な、ラジオ体操の第一を2回づつしとるでの。」
老いる、ということに対しての祖母なりの必死の抵抗が、
ラジオ体操であり、ハガキのお礼状なのかもしれない。
鉛筆の下書きの跡が消しきれていない、
薄汚れた祖母のハガキを見ていると、何だか切なかった。
by antmama-kei
| 2005-10-04 11:33
| お弁当