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5時起きでのお弁当生活、春から新たなステージへ!!


by antmama-kei
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2006年10月13日(金) ピリ辛ササミ

2006年10月13日(金) ピリ辛ササミ_d0036747_20585220.jpg

★本日のメニュー★
  ◎ピリ辛ササミ(生協)  
  ◎高野豆腐の煮物
  ◎ブロッコリーのソテー
  ◎大根の白キムチ
  ◎ダシ巻きタマゴ

★今日の高野豆腐★
買い物に行って、ふと思いついて高野豆腐を買いました。
もんのすごーくひさびさです。

てか、お弁当に高野豆腐を入れたことってなかったかも?!

子どもたちは意外に高野豆腐が好きです。
そして、最近は戻さずいきなり煮ても大丈夫なタイプがあって、
結構手軽に使えます。
小さい子向けに、キャラクターの焼印がついてるのもありました。

乾物は日持ちがするし、干すことで栄養も増すんですよね。
もっと使わなきゃ、乾物。

★つぶやき★




昨日、長女たちが観にいったのは、劇団四季の『アイーダ』。
長女の学校では、毎年2年生が演劇を観にいくことになっている。
地方都市に住んでいると、舞台などの本物の芸術に触れる機会はなかなかない。
一日がかりではあるけれど、とても良い体験をさせてもらえたと思う。


中高と私が通っていた学校でも、
舞台や映画を観にいく行事があった。

『アイーダ』の歌詞を作詞したティム・ライスの名作
『ジーザスクライスト・スーパースター』を映画館で観て、
衝撃的なまでに感動したのも、この学校行事だった。

今は亡き中村歌右衛門の創作歌舞伎『ガラシャ夫人』も観た。

ミッションスクールだったので、キリスト教がらみのものしか対象にならなかったが、
『ジーザスクライスト・・』は人間キリストの苦悩を描いたものだし、
『ガラシャ』は、日本独自のキリスト教信仰を描いているし、
学校の宗教の授業で習うのとはずいぶん違うキリスト教の世界に触れた。
真正面からだけでなく、斜めや横からキリスト教を見ることができ、
「キリスト教って、面白いなぁ」と思ったものだ。
そういう意味では、先生方の発想はかなり大らかだったのかもしれない。

そして、学校行事の観劇は、
私に演劇と映画という新しい世界への扉を開けてくれた。
普段から舞台や映画を観にいったりするようになったのだ。

私が演劇部に入るきっかけを作った舞台、
それは、文学座の『ハムレット』だった。

それは、今からざっと30年前のこと。
黒に統一された舞台セットは、床面が斜めに作られており、
ハムレットの最後は、その床を開けて亡骸を葬るという凝った演出で、
それだけでも舞台初心者の私には驚きだったし、
江守徹演じるハムレットの、憂いに満ちたまなざし、乱れた髪、
そして、悩める王子そのもののすらりとしたタイツの足は、
私を完全に魅了した。

ザッツ演劇!ビバ、シェークスピア!

ハート目のまま大学に進学して、
シェークスピア研究会というサークルを見つけたときの感激といったら!
「これぞ、私の進む道よ!」と迷わず演劇の世界に飛び込んだ。
ま、女子大のシロート集団の演劇部は、
文学座の華やかな舞台とは、似ても似つかぬものではあったけれど。

社会人になってから、
江守徹演出・主演という文学座の『ハムレット』を観にいったことがある。
主演で演出、というのは、プロ野球の監督兼選手みたいなもので、
よほど実力のある俳優でないと出来ないはず。
しかも、私の青春時代の憧れ『江守ハムレット』だ!

期待して観にいった舞台は少々期待はずれだった。
何よりも、かつての舞台と同じようにタイツ姿のハムレット様、
白い衣装が、タイツの上にぼっこりと乗っかったおなかを
いやがうえにも強調する。
そして舞台としては、主張するものがあまり感じられない。
それ以降、私は文学座の舞台に足を運ばなかった。

『アイーダ』の感激を語る長女の話を聞きながら、
かつての自分と重ね合わせていた私。

そうだ、もうひとつ思い出したよ。

私が感激した最初の江守ハムレットのとき、
薄幸の美少女オフィーリアの兄を演じていたのは、
角野卓造だった。
あのときは、妹思いの純情な兄を熱演していたっけ。
江守ハムレットに勝るとも劣らないステキさだった。

その話を長女にすると、「角野卓造?誰?」といぶかしげ。
「あのホラ、『有頂天ホテル』の、クネクネ踊りの・・」
と言うと、ひっくり返らんばかりに大笑いする長女。
「ありえな~い、かっこいい王子さまなんて、ムリムリ~」

そうね、お母さんもあれを見たときにはありえない、と思ったもの。
でもそれは、あなたとは多分逆の意味のありえない、だったでしょうね。

長女と私に、また新たなジェネレーションギャップを感じたひととき。
by antmama-kei | 2006-10-13 20:59 | お弁当