2006年12月4日(日) 豚肉と野菜のケチャップ炒め
2006年 12月 04日
★本日のメニュー★
◎豚肉と野菜のケチャップ炒め
◎水菜のゴマ和え
◎粉ふきいもチーズ風味
◎切干大根の煮物
◎長芋入りタマゴ焼き
★今日の水菜★
今日の水菜もクミン家の畑からの産直野菜です。
とても立派な水菜で、昨夜の鍋にも入れたんですが、
1株食べきることができませんでした。
残りは、今日のお弁当に。
ゴマドレッシングと黒すりゴマをたっぷり入れて和えました。
★つぶやき★
私が初めて大根餅を食べたのは、台湾でだった。
婚約したとたんに台湾に語学研修生として派遣された夫に会いに、
旧正月に台湾を訪れた私を、
台湾事務所の職員の皆さんが歓待してくださり、
呉さんという台湾人職員の方が、旧暦の大晦日の食卓に、
夫と私を招いてくださった。
台湾では旧暦のお正月が本当のお正月。
家を離れた子どもたちが家族とともに親のもとに集まり、
みんなで大晦日の夜を過ごすのは、日本と同じ光景だ。
家族の食卓にお邪魔させていただいた私たちを、
呉さんと奥さん、息子さんたちは暖かくもてなしてくださった。
奥さん手作りのご馳走はテーブルに乗り切らないほど。
そのなかにあった大根餅は、油で揚げ、スパイシーなタレがつけてあった。
お餅のようだけれど、食感が違う。
揚げてあるのに、脂っこくない。
興味を持った私に、奥さんが「大根餅よ」と教えてくださった。
日本語も英語も出来ない奥さんとの会話はそこまでだったが、
作り方を聞いておけばよかった、とあとで後悔した。
というのも、日本に帰ってから、
台湾で買った料理本の通りに大根餅を作ってみたものの、
ドロドロの物体になってしまい、食べられたものではなかったのだ。
上新粉を使ったり、白玉粉を使ったり、両方をブレンドしてみたり、
思いつく限りのことを試してみたが、あの大根餅はどうしても作れなかった。
本屋さんで探してみたが、大根餅そのものが日本ではあまり知られていないらしく、
レシピは見つからなかった。
今ならネットで検索するところだけれどね。
繁華街にある、美味しいと評判の台湾料理屋さんにも行ってみた。
注文した大根餅は、揚げたものではなく、焼いてあったが、
呉さんの家で食べたものとほとんど同じ。
お店の人に作り方を尋ねてみたが、教えてもらえなかった。
ただ、「粉がね、台湾のとは違うんですよ。」とだけ言われた。
台湾の粉なら、日本であの味を再現するのは無理なのかなぁ。
と、諦めかけていたとき、妹が
「お料理教室で習ったよ。お姉ちゃんが言ってたのってコレじゃないの?」
とレシピを渡してくれた。
作り方はいたってシンプル。
半信半疑で作ってみたら・・・これだ!この味よ!まさにこれだよ~!!!(T^T)
大喜びする私を見て、妹は黙ってニコニコしていたっけ。
妹はいつもそんな風に私のことを気にかけてくれていた。
それ以来、我が家の冬の定番料理となった大根餅。
作るたびに、妹のさりげない愛情を思いだして、ちょっぴり切ない。
by antmama-kei
| 2006-12-04 15:29
| お弁当