2006年12月11日(月) ポークローフ
2006年 12月 11日
★本日のメニュー★
◎ポークローフ
◎大根葉の菜焼き
◎切干大根の煮物(小分けして冷凍しておいたもの)
◎フレンチパンプキン(生協)
◎長いも入りタマゴ焼き
★今日のポークローフ★
舅が仕事を辞めたので、今年はいただくお歳暮の数が
ぐっと減りました。
毎年必ず地元の手作りハム・ソーセージの詰め合わせを
送ってくださるところがあるのですが、これが美味しいんですね。
今年はもう食べられないかなぁ、と思っていたら、先日詰め合わせが届きました。
野菜炒めや豚汁の、
細切れの肉片まで丁寧により分けて残す舅は、
ハム・ソーセージのたぐいも一切口にしません。
子どもたちにもいつも「肉やタマゴや牛乳は毒なんだよ。肉を食べると体に悪い。」
と言って聞かせてくださっているらしい。
と言いながら、舅の晩酌はお砂糖たっぷりのタマゴ酒だって言うところが
微妙に笑えるんですけどね。
子どもにとっては好きなものの代表選手であるハムとソーセージ、
送り主さまには悪いですが、すべて子どもたちと私たちの胃袋行きです。
お弁当にも助かってます(* ̄▽ ̄*)ノ"
★つぶやき★
「肥後のいっちょ残し」という言葉がある。
大皿の料理をつつき合って食べるときや、
鉢に盛られたお菓子を皆で食べるとき、
最後の一つを食べてしまうのはなんとなく気が引けるものだ。
そんなとき、一つだけ残っているものに誰も手を出さないことを、
「肥後のいっちょ残し」という。いっちょ=一個という意味であるらしい。
我が家の舅も生粋の肥後人であるから、
「肥後のいっちょ残し」が得意技である。
いつも一人で、いっちょ残しを実践している。
つまり、
皿に盛られたおかず、茶碗につがれたご飯を一口分残す。
さらに、みかんの皮をむいて半分食べ残す、
おまんじゅうの包みをあけ、中身を細かく切り刻んで食べ残す、
(あんこだけ食べて皮を食べ残すこともある)
バナナも半分残す、りんごも一切れを細かく切り刻んで食べ残す、
舅の食べたあとはいつも、お皿の片隅に少しだけ食べ残したものが載っている。
亡くなった祖母(舅の母親)もそうであったらしい。
一人暮らしの家を訪ねると、冷蔵庫の中はいつも、
少しだけ食べ残したものが載った皿がぎっしり詰まっていて、
姑がため息をつきながら片付けていたものだ。
姑は、調味料でも食材でも、少しだけ残っていることを目の敵にしている。
だから、「ちょっとばっかし残したっちゃ、しょんなかろ(しょうがない)。」と
残っている調味料を全部入れてしまうこともしばしば。
味は二の次、姑にとっては「使い切ること」が何よりも重要だ。
そんな姑だから、舅のいっちょ残しはずっと姑の神経を逆なでし続けている。
さて、話は昨日のこと。
おやつのえびせんべいを食べていたわれらがゴン太郎、
ひとしきり食べ終わって部屋に引き上げていった。
テーブルの上に残された袋は軽い、全部食べちゃったのか?
でも振ってみるとカサカサ音がするような?
中をのぞいてみると、小さなえびせんべいが3枚。
出た!肥後のいっちょ残し!!
しぇてぃは申し訳程度に残されているのが大嫌い。
「ゴン太郎って、ポテチでもチョコレートでも必ずちょっとだけ残すんだよね。
誰が食べると思ってんだろう、やめてほしいよ。」
と怒ること、怒ること。
肥後のいっちょ残しと、それと闘う姑のDNAは
まぎれもなくうちの子どもたちに受け継がれている・・・・・・
by antmama-kei
| 2006-12-11 13:38
| お弁当